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タイ・チェンマイ 心の底から癒やされる旅 Vol3 チェンマイ＋バンコクが美味しすぎる！
タイ各地の美味しい料理を味わうのも旅の醍醐味のひとつ。チェンマイではタイ北部の名物料理をたくさん楽しめます。バナナの葉で鶏肉・ナス・ハーブを蒸し焼きにしたホー・ヌン・ガイ、ココナツミルクのカレースープに麺が入ったカオソーイ、豚の皮をカリッと揚げたケープムーなど。辛いのが苦手という人もマイルドなものが多いので充分楽しめます。
今回は、タイで今ブームとなっている「健康的な」「オーガニック」がテーマのレストラン、洗練された、ニューウェーブというべき、人気のレストランを訪ねました。乗り継ぎの際に味わったバンコクの人気店も紹介します。
【１】 タイの伝統が緻密にこめられた芸術作品のようなメニューの数々
Blackitch Artisan Kitchenブラッキッチュ・アーティザン・キッチン
チェンマイの中心部にあり、2023年ミシュランガイドに掲載されるなど、世界からの旅行者、タイの食通にも人気のレストラン。オーナー・シェフのブラックさんは、タイ各地を訪ねて得た料理の知識をベースに持ち、タイ北部の食材を用いた約9品のおまかせコースを提供してくれます（コースのみ）。見た目も美しいひと皿に向かいあう度に、「これは何をベースにしているのか、タイ料理の伝統がどこに隠されているのか」味覚で読み解いていく知的好奇心が刺激され、絶妙な味わいに喜びがあふれます。事前予約は必須です。ぜひ足を運んでみましょう。
■Blackitch Artisan Kitchenブラッキッチュ・アーティザン・キッチン
27/1 Nimmanhemin Rd., Soi 7, Suthep, Muang Chiang Mai
11:00～14:00/18:00～22:00 ※事前予約のみ
【２】 お米をテーマにした創作料理レストラン
ミーナー・ライス・ベイスト・キュイジーヌ Meena Rice Based Cuisine
チェンマイレポートVol2で紹介した「ローン・ヒムカーオ・ビレッジ」の奥にある、お米をテーマにしたタイ料理のレストラン。「ミシュランガイド・タイ 2020年版」でビブグルマンに選ばれ、写真映えするプレゼンテーションもあり、若者にも人気です。
チェンマイの豊かな自然をそのまま皿に盛り付けたような、鮮やかなエディブルフラワーやフルーツをベースとした創作料理が楽しめます。
お米をテーマとしたここの人気メニューは5色のおにぎり。サフランライスや玄米など、好きな色を組み合わせてオーダーができます。組合せは100を超えるそう。
どれも素材の味をしっかりといかしたひと皿に
デザートもものすごく美味しい！
■ミーナー・ライス・ベイスト・キュイジーヌ Meena Rice Based Cuisine
住所 13/5 Moo 2, San Kamphaeng, Chiang Mai, 50130, Thailand
営業時間10:00〜17:00
※チェンマイの中心部からはトゥクトゥクやソンテウで。ローン・ヒムカーオ・ビレッジとあわせて楽しみましょう
【３】タイ北部ランナースタイルのタイ料理店
キティ・パニット・ジェネラル・ストアKiti Panit General Store
1888年に建てられた趣ある古民家レストランで。チェンマイ旧市街のターペー門近くにあります。タイ北部料理、ランナー王朝のスタイルとのことですが、スパイスやハーブなどにより新しい工夫が施されています。例えばチェンマイ名物のカオソーイも屋台などでいただくものとは少し違った感じ。ガイヤーンなどボリュームたっぷりなので、人数にあわせてオーダーしましょう。
築130年以上の建物は地元のアーティストや職人たちの手によってリノベーションされています。とてもゆったりと落ち着いた雰囲気です
■キティ・パニット・ジェネラル・ストア Kiti Panit General Store
9 Tha Pae Road, Chiang Ma
11：30〜15：00/17：00〜22：00（OS21：30）
【４】パンケーキにフルーツ 華やかな気分になるカフェ
ラムールカフェ LAMOUR CAFE
チェンマイレポートVol2で紹介した「バーン・カンワット」から歩いて行けるイエローの外観が目に入るカフェレストラン。美容室サロンを併設した店内ではフリーダ・カーロのイラストがひときわ目をひきます。ウェディングやパーティーにも利用されるとのことで、華やかな雰囲気。パンケーキやドリンクにも「L’amour（フランス語で愛の意味）」があふれています。
花とフルーツがいっぱいのドリンクにも愛を入れたネーミングで こちらは「First Love」
■ラムールカフェ LAMOUR CAFE
8/8 Moo 5 Rampoeng Road, Su Thep
※チェンマイの中心部からはソンテウなど車で。バーン・カンワットと合せて楽しみましょう
【５】若者にも大人気のオーガニックレストラン
オーカジュOHKAJHU
タイでは、健康志向、そして「オーガニック」がライフスタイルとして注目を集めています。チェンマイ発祥のオーガニックレストラン「オーカジュ」は、その牽引役のひとつ。有機栽培が盛んなチェンマイの自家農園で収穫したオーガニック野菜を使った料理を提供してくれます。今回はチェンマイの本店を訪ねました。
以前「サムイ、バンコク オーガニックなレストラン」では、若者に大人気のバンコク サイアム・スクエア店を楽しみました。
新鮮な有機野菜をたっぷりつかったサラダに加え、ステーキに魚、パスタなど多彩なメニューが並びます。野菜、フルーツを使ったスムージーやゴージャスなフルーツサラダも人気です。
お土産にもできる即席カップもありますよ。
■オーカジュOHKAJHU
チェンマイ本店は、ソンテウなど車で行きましょう。
バンコクの空港、バンコク市内にも店舗があります。
09:00〜22:00
【６】オーガニックなローカルフード、雑貨を楽しめるマーケット
チン・チャイマーケットJing Jai Market
土日のみに開催されるオーガニックマーケット。有機野菜やフルーツ、惣菜がズラリと並び、イートインできるのでローカルフードを選んで楽しむことができます。ハンドメイド雑貨のマーケットも開催されるのであわせて楽しみましょう。”NO PLASTIC BAG”なので、エコバックを持参することを忘れずに。
平日でも、「Tops green」というスーパーマーケットや、アートギャラリー、洋服や帽子などのショップ、タイ各地の名産を集めた雑貨ショップもオープンしています。ここもなかなか心惹かれるものばかりでした。
■チン・チャイマーケットJing Jai Market
45 Atsadathon Rd, Tambon Chang Phueak, Mueang Chiang Mai
08:00～22:00 (土日のみ06:30～) ※時間変更の場合あり
【バンコクも美味しかった】
ここでは、チェンマイからバンコクへ戻り、帰国する前に立ち寄った2つを紹介します。
今 注目されているタイのコーヒー。福岡のコーヒーイベントで出店した「ナナ・コーヒー・ロースターズ」へ。さらに、おしゃれなシーフードレストランも、タイならではの食堂で食べる麺も、どちらも美味しすぎる！ これだからタイ旅行はやめられないのです。
■タイのスペシャリティコーヒーを堪能するならここ
ナナ・コーヒー・ロースターズ Nana Coffee Roasters
バンコク市内に複数店舗があり、タイのコーヒー文化を世界に広めているリーダーのひとつでもある「ナナ・コーヒー・ロースターズ」。チェンマイレポートVol2 で紹介した「Nine One Coffee」などタイ北部のコーヒー農園と提携して、直接取引を行い、厳選した豆から40種類以上のスペシャリティコーヒーを提供してくれます。世界大会の受賞歴もあるバリスタも揃っています。今回はアリー店に取材に行きました。緑豊かな庭園に囲まれたカフェは、若者からマダムまで幅広い層に大人気。
コーヒーはもちろん、スイーツや食事のメニューも豊富で、目移りしてしまいます。スイーツも絶品なんです。
食事メニューもワンプレートやサラダ、ピザトーストなどボリュームたっぷりのラインナップが揃います。写真のタマゴサンドもとても美味。奥に見える明太を使ったサンドは、福岡のコーヒーイベントに出店した際にヒントを得たものだそう。
ゆったりとタイのコーヒーを楽しむひとときを楽しんでみてね。
■ナナ・コーヒー・ロースターズ Nana Coffee Roasters
アリー店 24/2 Ari 4 Alley, Samsen Nai, Phaya Thai, Bangkok 10400
公式ホームページ
■シーフードの老舗でめくるめく魚介類メニューの数々
サボイ・シーフード Savoy Seafood
1972年創業、シーフード・タイ料理レストランの老舗。何を隠そう、私は肉よりもシーフードが大好きで、タイにくるとエビを中心に存分に食べられるので幸せ感MAXに。バンコク各地にある店舗の中で、BTSチットロム駅直結のThe Mercury Ville @Chidlom店を訪ねました。そして、私がタイ料理の中で最も好きな料理のひとつ”プーパッポンカリー”(カニのカレー炒め)が、ここの名物料理。身がぎっしり詰まったカニと、優しい味わいのカレーが絶品です。そのほかにも新鮮な魚介を使ったメニューがいっぱい。
■サボイ・シーフード The Mercury Ville @Chidlom
2nd Floor, Mercury Tower, Ploenchit Rd.
■無限の組合せで、何杯も食べてしまうボート・ヌードル
タイの庶民の味、名物の麺料理のひとつであるボート・ヌードル（クイッティアオ・ルア）。麺の太さや種類、スープ、トッピングの種類を自分で選ぶことができ、その組み合わせは無限大、卓上の調味料で好みの味に仕上げていただきます。一杯のボリュームがそこまで多くないので、わんこそばのように何杯も食べてしまいます。4杯で一人前くらいのイメージでしょうか。バンコクでは、戦勝記念塔の近くに専門店が多く、今回Ruathong Noodle (ルアトン・ヌードル)で、堪能しました。
