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「今からタイへ」行きたくなる情報満載『アメージング タイランド アップデートセミナー』レポート

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202411月末、福岡市内のホテルで行われたタイ国政府観光庁主催の『アメージング タイランド アップデートセミナー』では、西鉄ホテルズ、福岡空港、福岡国際空港からバンコク線を運航しているエアライン3社の担当者などが参加し、各社の最新情報を共有。また、タイ国政府観光庁スタッフからタイ旅行を楽しむための耳寄りな情報が紹介されました。

 

まずは、「このセミナーをタイへの旅行情報を交換する場にしてほしい」と、タイ国政府観光庁福岡事務所のスダポーンワラポン所長(写真左)があいさつされました。

 

 

 

2024年9月にオープンした「西鉄ホテル クルーム バンコク シーロム」

 

次に、株式会社西鉄ホテルズの営業統括部 長野義幸営業担当係長が登壇し、
2024年9月オープンの「西鉄ホテル クルーム バンコク シーロム」の特徴と魅力について説明しました。

 

  

「シーロムは、福岡で例えると天神・中洲のようなエリア。昼はビジネス、夜はエネルギッシュなナイトライフを楽しめる絶好のロケーションです。『旅先の家』をコンセプトに、我が家のような安らぎと旅先での新たな発見と喜びを提供できるサービスを目指しています。客室はダブル、ツイン、ステイタイプの3タイプがメインで、ビジネスや家族旅行だけでなく、長期滞在にも利用しやすいホテルです。特に、和食・洋食・タイ料理がそろうビュッフェ形式の朝食は好評で、豚骨ラーメンなど福岡のホテルならではのメニューもご用意しています」。

 他にも、部屋のテレビで福岡の民放チャンネルや、YouTubeNetflixが視聴できたり、トイレが全室ウォシュレットだったり、各階のエレベーターホールにウォーターサーバーが設置されていたりと、福岡県民でなくともうれしいサービスが満載とのことです。

西鉄ホテル クルーム バンコク シーロム

 

 

国際線ターミナルビルが2025328日グランドオープン!

 

次に、空港営業本部の旅客マーケティング部長有馬至人さんが登壇。コロナ後の旅客数の現状や、現在進行中の改修工事の様子や今後の予定についてプレゼンを行いました。

国際線は202411月時点で、1日約120便が運航。福岡空港では、2023年度、国際線・国内線共に過去最高の旅客数を更新したそうです。

10月のインバウンドはコロナ前の2018年の同月比で160%、これは日本で一番早い回復率です。中でもタイ路線が一番早く回復しています」と有馬さん。九州・福岡からのアウトバンドは、タイと韓国への渡航が多く、唯一コロナ前を超えているそう。

また、福岡空港では、30年後の2048年に向け、旅客数3,500万人うち国際線1,600万人を目指し、2本目の滑走路を工事中。それに合わせてターミナルビルの工事も進められていて、2025328日には国際線ターミナルビルがグランドオープンします。グランドオープン後の国際線の床面積と施設規模は約2倍。出発の自動チェックイン機も大幅に拡充されて、自動手荷物預け機も導入。保安検査場の拡張され機能も強化されるなど、利便性も大きくアップ。免税店エリアも既存の約4倍広がり、出国審査後に利用できるフードコートもオープンするとのことです。

2026年度中には、国内線側に商業施設やホテルを備えた複合施設がオープン予定。国内線、国際線ともに、ますます進化を続ける福岡空港から、今後も目が離せませんね。

福岡空港

 

続いて、福岡からバンコクへの直行便を運航するエアライン3社から、それぞれサービスや機材などのアップデート情報が共有されました。

 

 

■タイ国際航空

2024121日からプレミアムエコノミークラスを導入したタイ国際航空。プレミアムエコノミークラスは、ビジネスクラスとエコノミークラスの中間にあたるクラスで、シート数は48席。242のエコノミー配列に比べ、232の配列でスペースにゆとりがあり、35 kgまでの無料受託手荷物や、食事のアップグレードやチェックインや搭乗時の優先登場などが受けられるそう。有料でのキャンセルも可能です。

「平日出発の早割21を利用すれば、場合によってエコノミークラスよりもお得に利用できることもあるため、荷物が多い人におすすめです」と南日本地区旅客営業部 シニアセールスエグゼクティブ 泉屋 和則さん。

 

そのほか、スワンナープ空港について

・ビジネスクラスの搭乗券の提示で優先レーンを利用可能

・日本国籍でも出入国時に自動化ゲートの利用が可能に

・サテライトターミナルのオープンなど、

知っておくと便利な最新情報も紹介してくれました。

 タイ国際航空 プレミアムエコノミークラス

 

 

■タイベトジェットエア

航空の安全基準が非常に厳しく、安全の格付けサイトで2018年から最高ランクの七つ星をずっと維持しているタイベトジェットエア。

LCCでは乗り継ぎが大変なことが多いのですが、福岡空港からスワンナプーム空港経由でプーケット、チェンマイ、クラビに乗り継ぐ場合は、同一予約であれば、スルーバゲッジで荷物を最終目的地で受け取れるようになっています」と福岡支店 セールスマネジャー 渡辺 武さん

タイでゴルフを楽しむ人には、追加料金なしでゴルフバッグを預けられるBLOCK料金での予約が好評だそう。こちらは4日間、5日間のパターンのみで、パッケージツアーの企画や卸売りをするホールセラー通しの販売。ご希望の方は旅行代理店などに問い合わせをとのことでした。

機内食や飲み物も充実していて、機内でも購入できますが、クレジットカードは使えず、日本円かUSドル、バーツのみ使用可。ただし、おつりはタイバーツになるそう。機内食を購入する場合は、ネットからの予約しておくのが良さそうです。

 タイベトジェットエア

 

 

 ■タイ・エアアジア

エアアジアは、現在は255機の機材を保有するアジア最大のLCC。タイ・エアアジア、インドネシアエアアジアなど7社からなり、そのネットワークを生かしてアジア全域で現在400路線を運航。「スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワード2024」で15年連続「ワールド・ベストテンローコスト・エアライン」に選出されています。

「エアアジアの強みは、団体予約に使いやすいこと。6人以上で団体適用。クレジットカード以外に銀行振込にも対応しています。また、福岡空港から毎日運航、福岡出発が朝10時。バンコク出発は155分と使いやすい時間帯も魅力です。バンコクの到着空港はドンムアン空港で、国内線32路線、国際線24路線に連絡し、乗り換えにも便利。乗り継ぎの場合も、フライスルーという独自のサービスで、受託手荷物は最終目的地で受け取れます」と営業部 西日本地区アシスタントマネージャー 富山 さと子さん。

 

万が一到着が遅れた場合でも、乗り継ぎ便はエアアジアで保証してくれるそうなので安心です。機内食は個人の予約の場合、東南アジア料理ですが、団体の場合はタイ料理、日本料理などの機内食メニューを事前に申し込みできるそうです。

 

タイ・エアアジア

 

 

最後は、タイ国政府観光庁(TAT)のスタッフがタイ旅行のきほんの「き」と、タイ旅行を快適に効率よく楽しむためのポイントを教えてくれました。

教えてくれたのは、タイ国政府観光庁福岡事務所のマーケティングオフィサー 裏山はなえさん。ここでは、聞いたなかからいくつかをかいつまんでご紹介します。

 

タイは、場所を選べばいつでもベストシーズン

一般的に乾季の11月から3月がベストシーズンと言われますが、サムイ島やホアヒンなどは4月から10月がベストシーズン。バンコクではお寺巡りやショッピングなど屋内での楽しみも多いので、フルーツもおいしくて、ホテルや航空券の料金が下がる雨期(TATでは“グリーンシーズン”と呼んでいます)が、リピーターにはねらい目。グリーンシーズンを利用して、バンコクとその時期がベストシーズンのホアヒンなどに行くのもおすすめだそうです。

 

バンコクの代表的な人気エリア4つ

有名な寺院がある王宮エリア

サイアム駅、チットロム駅周辺のショッピングエリア

日本人が多く住むスクンビットエリア

バンコクの経済と観光の中心地シーロムエリア

 

バンコクは公共交通機関も発達していて、街から街への移動も便利。日本人にはスクンビットエリアなども人気ですが、行きたい場所に合わせて、ホテル選びをしてほしいとのこと。駅近なら「西鉄ホテル クルーム」などがあるシーロムエリアもおすすめ。

 

タイでの代表的な楽しみ方

  • お寺巡り

チャオプラヤー川沿いに位置する三大寺院、王宮(エメラルド寺院)、ワット・ポー(涅槃像)、ワット・アルン(暁の寺)は必見。地下鉄(MRT)の延伸でよりアクセスも良くなりました。川の向かいにあるワット・アルンへは、タイの水上交通を楽しめるボートで。

 

  • インスタ映え・フォトジェニック

タイの代表的なインスタ映えスポットは、ワット・パークナムとワット・サマーン・ラッタナーラーム(ピンクガネーシャ)。ワット・パークナムもMRTの延伸で行きやすくなりましたが、ワット・サマーン・ラッタナーラームはアクセスが不便なので、ツアーで参加するのが良さそう。

 

  • グルメ・タイフード

タイ料理と言うと「辛い」というイメージが強いですが、辛くないタイ料理にもたくさんあります。カオマンガイ(チキンライス)や、パッタイなどは、子どもから大人まで世代を問わず人気のメニュー。手軽にタイフードを楽しむなら、タイの名店も入店しているショッピングモールのフードコートを活用しましょう。

 

  • ショッピング

マーケット、ショッピングモール、ウォーキング・ストリートなど、タイは買い物天国。ただし、水上マーケットはバンコク市内からは1時間半以上かかるので、水上マーケットの雰囲気を味わいたい人には、チャオプラヤー川沿いのクローンサーン地区にある「アイコンサイアム」がおすすめ。水上マーケットを模したコーナーがあり、タイの名産品も買うことができます。

 

  • ウェルネス

タイ古式マッサージやスパは日本より格段にお得。おすすめは到着した日の夜、フットマッサージで疲れをとって、翌日からのタイ旅行を思う存分楽しむこと。帰りが深夜便の場合は、帰国前にオイルマッサージを受けると、シャワーを浴びさっぱりできるし、機内での乾燥も防げて一石二鳥だそう。

 

最後に、バンコクから行ける日帰り1泊旅行のおすすめエリアとして、世界遺産の街アユタヤ、鉄道と自然が有名なカンチャナブリ、バンコクから気軽に行けるビーチリゾート・パタヤ、大人リゾートなホアヒンなどを紹介。

今年度は「教育旅行」「ファーストビジター」「リピーター」「グリーンプロジェクト」「スポーツ」「ヘルス&ウェルネス」を軸にプロモーションを展開していく予定で、チェンマイのPRにも力を入れているそう。

「タイには5つの地方があり、山あり海あり都会あり。それぞれに違う魅力があるので、リピートしても飽きないのがポイント。なかでもチェンマイはランナー文化が特徴で、バンコクとはまた違う魅力があります。ぜひ、バンコクだけでなく、タイの他の地域にも足を運んでみてください」とのことでした。

タイ国政府観光庁公式HP